【もえてる】

 

 

 

穏やかで暖かで風の気持ちいい日。

 

空にちょっと近づいた気分。

 

ゆったり日常。

 

憑き物がとれたような。

あの焦燥感は何だったんだろう?

みたいな。

 

 

情報との関わり方が変わった気がする。

 

 

ほとんど遮断しているから、

エクスポーズする情報は限られている。

求めたときに得られる。

求めなきゃ得られない。

 

その分、感じるのはリアル。

明らかに脳内スピードより遅い世界。

絵本のような、ほんわかな質感。

 

 

 

氾濫する情報に振り回されている感じがしない。

 

ドドドーっと押し寄せてくる感じがない。

 

目にした情報をすべて取りこぼし無く拾わねばならないというわけでもない。

 

臨戦体制を解除している。

 

ゆっくり読んで消化するのを許されている。

 

その過程を見守られている。

 

 

 

 

だだっぴろい白いキャンバスの上に立つ。

 

ぽんぽんぽーんと目に飛び込んで来たもの、

 

快晴の空、

草っ原、

公園、

小さな花壇、

花の名前をスラスラ言えるお母さんとこども、

かわいいお家、

電車の窓に差し込む朝日。

 

 

 

カレンダー、

数字、

ドレミファソラシド、

漢字に色をつける。

 

 

石って字は赤なのかあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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